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顎無し猫の日常6

猫の生命力は強い。小さい身体なのに、身体の一部がなくなったのに・・・。
1月後半になり、くろはご飯が食べられるようになってきた。胃ろうチューブはついたままだが、人の食べるものに興味を持つようになってきたので、手術前に食べていた缶詰フードをお湯でふやかしてやって、ほんのちょびっと出してやった。
先生から「顎ですくい取るということができなくなるので、舌で舐めとるような食事方法に変わりますよ」といわれていた通り、一生懸命、舌で舐めている。でもツブツブは口に入らないらしく、ぱさぱさのえさが食器に残る。
ならば、ミキサーで粉砕すれば食べるかしら、と思って、バー状のミキサーを買ってきてポタージュスープのようにしてやった。これが、成功だった。病院で買ったストバイ治療用の缶詰フードのポタージュをぺろぺろとなめている。しばらく胃ろうチューブと平行していたが、缶詰を1日(正味)100グラム程度とれるようになってきたので、胃ろうチューブは薬だけのものとなった。

ところが、異変が起きた。顎がなくても上手に舐めて食べていたのだが、突然、食べなくなった。空腹なので、食事を始めるのだが、口の中に何かあるらしい。両方の前足で口をさすり、後ろに飛びずさり、頭をふって口の中に入ったものを飛び散らす。

嫌がる猫を捕まえ、口を開けて中をのぞいてみた。くろは右下側の骨と歯が残っている。そして猫の歯は奥歯も、みんな鋭くとがっている。その右側の残った歯がかみ合わなくなった上の顎に穴を開けていたのだ。人間で言うと大きい口内炎が出来たようなもの・・・。
病院に連れて行き、塗り薬を処方してもらった。でも、良くならない。また、胃ろうチューブが頼りになってしまった。再度病院に相談し、口の中をよく検査してもらうことになった。

2月10日。またもや前日から絶食絶水ですこぶる機嫌の悪いくろをなだめすかし、病院に連れて行く。この日は仕事が休めず、朝、猫を預け、夜、処置が終わったら迎えに行くことにしていた。
また麻酔をかけるのだ。老猫にとっては負担だろう。麻酔事故で死んじゃうこともあるのだろうな。麻酔に関しての誓約書は書いたけど、これで死んじゃったら、納得いかないな~とか考えていた。頭のなかで不安を必死で振り消し、「がんばってね」と声をかけて仕事に出かけた。

夕方、家から自分の携帯に電話があり、動物病院の先生に急いで連絡をするように、といわれた。
ついに来たか!朝、変なこと考えてたからいけないんだ、くろになにかが起きたんだ!と思いながら、ドキドキして電話をかける。

「あのですね~」先生の声はいつも明るい、きれいな声なのだ・・・。
麻酔をして口の中を良くみたところ、くろが食事をとれなくなったのは歯が当たっているからではなく、切除手術をした部分に「肉芽」ができており、これが炎症をおこしている、とのこと。この肉芽の切除手術の了解を求める電話だった。
「それから、ついでと言ってはなんなのですが、胃ろうチューブを固定している腹帯の中の毛がまるでフェルトのように固まっちゃっているんですよね~。なんとかほぐそうと思ったんですが、ダメなんです~。
それもバリカンで刈っちゃっていいですか~?」

なんだか腰が抜けてしまった。
「あああ、もうなんでもやっちゃってください」というおかしな返事になってしまった。
でも、ほっとした。

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管猫
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♪くろ&くま♪

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くろ(♀)17歳                    2006年12月18日虹の橋へ                 癌で顎を失いました                 20070617115926.jpg
くま(♂) 日々成長中                    2007年2月24日生まれ                 やんちゃ盛り

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