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命も含めて全権委任

昨日、埼玉県さいたま市で行われた、日本獣医臨床病理学会主催の市民公開講座「ペットのがん ---診断、治療から看取りまで---」にmoomamaさんとご一緒に行ってきました。

講師の鷲津月美先生はペットのがんを専門にしていらっしゃる獣医のお一人で、「ペットががんになった時」などの著書でも知られている先生です。

お話の冒頭、先生から出席者に向けて、こんな質問がありました。

「みなさんにとってペットとは何ですか?」
・・・家族の一員、かけがえのない親友、仲の良い兄弟・・・いろんな答えが考えられると思います。

では、

 「ペットにとってあなたとは?」
・・・・これが、本セミナーの命題です。

ペットのがん、今、とても増えています。犬の死因の47%、猫でも32%が癌という統計もあります。それだけ、自分のペットが癌になるという確率も高いワケです。

では、自分のペットが癌になったら・・・・
出来る限りの治療をしてあげたい、出来るならば治してあげたい、
そう誰もが思います。
でも、それが治らないなら・・・・、または他の病気があって、がんの治療が無理だったら・・・

犬や猫は話せません。病気やケガで、痛くても、苦しくても人間のように泣いたり、わめいたりしません。むしろ、痛みに耐え、苦しみを乗り越えようと必死で我慢することが多いでしょう。
そんな時、飼い主である私達はペットの声なき声を聞き、苦しみを受け止め、もの言わぬ動物の代弁者としての責務を果たさなくてはなりません。

そのためには、飼い主側も正しい病気の知識を持ちましょう、そして獣医の先生とのコミュニケーションを密にして、動物のQOLも人間のQOLも保てるような方法を選択しましょう、でも、治療をしても苦しみを長引かせることにしかならないのなら・・・。
場合によっては安楽死も選択肢の一つです・・・・。
それほど、ペットの命は飼い主に委ねられているのです。

それが今日のタイトルの「命も含めて全権委任」という言葉の意味です。

今回のセミナーでは、癌の治療のこともたくさん紹介されていましが、むしろ、「飼い主さんがペットの命とどう向き合うか」ということに主眼がおかれていました。

がんのみならず病気と戦う猫さんが私の周りにもたくさんいます。
本当はみんな治ってほしい。元気になって、ごはんをいっぱい食べて、いたずらをして、時には癒してくれて、ずっとずっと幸せな日々が続いてくれればいいと心から思います。
でも、猫は人間よりも寿命が短いので、どうしても最期を看取るということが必要になります。

それまでの道のりにはたくさん分岐点があると思います。たとえば手術をするか、しないか。治療に薬を使うか使わないか。最後の選択は安楽死をするか、しないか。
それが「良い選択だった」と思えるように飼い主側も勉強して、やみくもに走ることなく、時々は立ち止まって、「動物の命を託された責任」を最後まで全うすることが大切なんだな、と思ったセミナーでした。


自分のことを振り返ると、「命を委任されている」とか「動物と人間にとってより良い選択」みたいな大それたことを考えるヒマもなく、手術につぐ手術で、そしてくろは逝ってしまいました。

それでもくろに癌が見つかってからの1年は私にとっては、小さな命と真剣に向き合った大変意味のある1年でした。

私はくろがとても我慢強く、とてもいい子で、私のところに来てくれて、17年も一緒に暮らせたことをとても感謝しています。
でも、くろにとって私は「よい飼い主」であったのか・・・?
それは残念ながら誰にもわかりません。
虹の橋でくろに出会ったら聞いてみたいと思います。


20070304110833.jpg

去年の6月のくろです。顎の切除から半年、健康な猫と何も変わることなく生活をしていました。
食事はミキサー食ですが、胃チューブもありません。
生活感あふれる1ショットですな。

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*Comment

スシンときました・・・

本当・・・重いですね・・・。
リョウは目が見えなくなってしまい、歩き回ることもありません。
その場に横になって寝ているか、起きているときは座っています。
「ご飯だよ~」と言うと寝ていても起き上がり、チューブ食の残りのお皿をなめます。
そして終わると、私がトイレに誘導して、自分でおしっこをして、また休みます。
何とかしてあげたいと言う思いでチューブをつけましたが、こんな状態は果たしてリョウが望んだのか・・・。
また、次に脳にすすんでしまったら苦しむのではないか・・・。
延命より自然にして、早く楽にさせてあげたほうがいいのか・・・。
毎日毎日考えてしまいます。
何が正解なんてありえないですよね・・・。
きっと、チューブをつけずにいたら、
「つけてあげたほうがよかった。」と思うことも会ったと思うし・・・。
夢ででもいいから、本心が聞ければいいなと思う日々です。
  • posted by リョウまま
  • URL
  • 2007.03/04 11:46分
  • [Edit]

くろりこさま♪お久しぶりです!
癌セミナーにmoomamaさんと行かれたのですね。
今回もくろちゃんへの熱い想いが伝わってきます。
本当に素晴らしい★くろちゃんと一心同体になってセミナーを受けていた事と思います。
記事を読んでいて「みなさんにとってペットはなんですか?」の質問に・・・「命!」。
「ペットにとってあなたは?」「お母さ~ん♪」と一人で声を出して答えていました。(アホか)
でもその先を読んでみて「全権委任」の言葉にハッ!としました。
確かに!
私も託されたにゃうの命を最後まで全うすることを誓います!にゃうのQOLをしっかりと考えて★
そして、少しだけリョウままさんへのメッセージをお許しください・・・

リョウままさまへ
にゃうはある日突然大発作をおこし1週間も痙攣をおさえることができませんでした。元主治医からやるべき事は全ておこなったので安楽死を何度も何度も薦められました。しかし私はにゃうを別の獣医師に託し大学病院までたどり着き胃ろうチューブを装着したのです。
にゃうの目は見えていません。自由に歩く事もできません。
しかし、ごはんをとてもとてもうれしそうに食べます♪
幸せな穏やかな顔をして暮しています☆
あのまま楽に逝かせてあげた方がよかったでしょうか?
いいえ、それは違うと思います!
にゃうにとってうれしい事をたった一つでも提供できた!それはにゃうの心の叫びにピンっ!と感じ取ったからだと思います!
リョウままさまもリョウちゃんの心の叫びにピンっ!と感じ取ったから胃ろうチューブを装着したのではないかと思いますが・・・
にゃうの脳はすでにぶっ壊れていていつ発作で命を落としてもおかしくない状態です。きっと苦しいでしょう、しかしにゃうはその日まで胃ろうチューブからお口からのごはんを私と一緒に楽しむと確信しています。リョウちゃんもきっとリョウままさまの選択に満足していることと思いますよ♪だってチューブを選択したのですから・・・ね☆
リョウちゃんの本音はくろりこさまの言う通り、虹の橋で出会ったら聞いてみましょ!
それまではリョウちゃんのうれしい&楽しいを考えましょうね♪

くろりこさま~長くなってごめんなさぁ~い。。。

こんにちわ。
今回お会いできなくて残念でした(^^;)
ふと思ったんですが、もしかして、私のメールアドレス間違っていたんでしょうか~
なんどかこちらのブログを覗いてみて、更新されていなかったので、
コメントをまだみていないんだなぁ~と思っていたんですが、もしかして私が間違ったアドレスを残していたのでは(--;)と思いまして~。

懲りずにまた、次回お誘いしてください~(*^^*)
連絡くださったのに、こちらの手違いだったら本当にご迷惑をおかけしました。
  • posted by の~♪
  • URL
  • 2007.03/05 12:14分
  • [Edit]

リョウままさま~e-328

>「ご飯だよ~」と言うと寝ていても起き上がり、チューブ食の残りのお皿をなめます。
なんだか目にうかぶようです。微笑ましくてとっても優しい気持ちになりますね。
ちゃあんとリョウちゃんはままの気持ちをわかっていますよ。
そして、とっても喜んでいると思います。
ママ、ありがとう、ってきっと思っていると思います。
リョウままさま、不安の種はたくさんあると思います。
でも、リョウままさまのおっしゃるとおり、「正解」はたくさんあるのです。だから、今が「正解」。
これからもずっとずっと優しい時間が流れて行きますように。
お祈りしていますね。

とも&にゃうさま~e-343

セミナーのあと、大宮そごうでmoomamaとにゃうちゃん用カートをいろいろ見て来ました。通院、大変だけど、がんばってね。
にゃうちゃんが回復していく様子は自分のことのようにうれしいです。
リョウままさまへのメッセージもありがとう。
そうそう、猫介護は一人じゃないものね。
みんなで知恵を寄せ合って、力を合わせてがんばりましょうね。

の~♪さまe-312

ありゃりゃ~、ごめんなさい、私、メールアドレス見落としたみたい。
中途半端に誘ってしまってごめんなさい。
今度こそ、ご一緒しましょうね。
ちょっと中身は重い内容でしたが、でも、「今、自分はこの小さい命を預かってるんだ」って自覚させられる場面に、犬や猫と暮らす人ならば、いつかは絶対直面しますよね。
そう考えると、先生の言っていることって、当たり前といえば当たり前なのかもな・・って思いました。

の~♪さま、今度、セミナーに関係なく、お会いしたいです。
くろりこもお玉ちゃんと一緒にお散歩に連れて行って欲しいですわ~♪

やっぱり忘れられないe-251ぴーちゃんの最期・・・
「あれで良かったのか?」
いつもいつもパパちゃんと、話をしています。

最近は、元気だった頃のe-251ぴーちゃんの事を
思い出せる様になって、
e-251ぴーちゃんの猫生は「最期だけじゃないe-2」って事に
やっと気が付く事が出来ました。

e-251まりあにもe-251soraにも、いずれ来る最期。。。
この子達には「どんな最期を?」
でも、その前に楽しい猫正を送って貰わなくちゃね!

そして、その時が来たら
「自分がその状態だったら、どうして欲しいか?」
って事が私の答え・・・かな?

ロフトの猫グッツ~今度見せてね♪
  • posted by megmeg
  • URL
  • 2007.03/07 11:00分
  • [Edit]

くろりこさんの勉強熱心には、本当に頭がさがります
とっても重いテーマですが、とっても重要なテーマですね!
去年初めて、どんべい村の猫の最後を看取ったときは
その場所がいつもいつも、頭から離れず、涙が自然にこぼれていました
megmgeさんのコメントみたいに、残った猫たちの幸せを
考えられるようになるには時間がかかりましたが
皆さんに出会えて、とっても心強いです!
  • posted by のんぼう猫のママchan
  • URL
  • 2007.03/07 21:19分
  • [Edit]

「命を含めての全権委任」
ずしーんと思い言葉ですね。
ふと自分をみるときちんとハル様の命に対して責任を持って接していられているのかと考えてしまいます。
命とどう向き合うか。
猫だけでなく、対人間でもそうですね。
選び取る道がいつも最良のそして最善のものであるために、日々努力が必要なんですね。
ただどの道を選ぶにしても、飼い主と猫、双方の気持ちが一緒に選んでいるのかな。とも思ったりしてます。
うーんとなんかうまく書けないけど、いつかくる「その時」まで、ねこまたになれ~、ねこまたになれ~と念じながら(笑)最良の道を選べるように努力します!
色々と考えさせてくれてありがとうでした(^^)
  • posted by TAMI
  • URL
  • 2007.03/07 22:22分
  • [Edit]

くろりこちゃま、こんにちは。
命を託された責任。。。色々な意味での覚悟なのかな。。。
私はシマちゃんが最悪期に達した時、延命治療をせず自宅での自然な死を選択しました。
でもそれは医療に対しての諦めではなくて、私達介護人なりに最後はシマちゃんの人権ならぬ「猫権」を尊重したかったから。
それが私達のQOLで、そしてその選択は正しい選択だったと信じています。

私もね、物言わない動物達の飼い主さんだからこその三者三様な考えがあるからこそ、それに対しての正解はないと思います。
そしてTAMIさんのおっしゃる通り、考えた末のQOLの選択は飼い主と猫、双方が一緒に選んだもの、と思いますよ。
くろりこさんの選択したQOL、私の選択したQOL、皆さんの選択するQOL、改めてその意味深さを考えさせられた記事でした。
そして、☆クロちゃんのお写真。久々に見たくろちゃんだー!!
丸エリも付いてて、なんだかウルッときました(@@)

megmegさま~e-312

ちょっと話題が重かったですね~e-330
最期の時は誰にも来るけれど、
でも、、一緒にいる猫と人間がHappye-415であることが一番大事だな~って思います。
そうそう、楽しい猫生と楽しい人生を送らなくっちゃ。
まりちゃん、soraくん、2にゃんともとても心優しくて、megmeg家は笑いの絶えないHappy家族e-112
くろりこの憧れFAMILYなのですだ。e-257

のんぼう猫のmamaちゃんさま~e-343

>去年初めて、どんべい村の猫の最後を看取ったときは
>その場所がいつもいつも、頭から離れず、涙が自然にこぼれてい>ました
その気持ち、すごくよくわかります。
くろが虹の橋にわたって、約3ヶ月。
今でも毎日思い出すし、時々は呼びかけちゃうし・・・
姿は亡くなってもずっとその存在は離れないんですよね。
そして、最期のことを考えると「もっと何かできたかも」って思っちゃう。なんで、ここにいてくれないんだろう、って思っちゃう。
それをなんとか乗り越えたくてのセミナー参加なのです。
勉強熱心でもなんでもなく、くろりこ流ペットロス攻略法!なのでありました。

風子ちゃんのチューリップe-113、早く咲かないかな。
あったかくなったら、遊びに行かせて下さいね~。
クロロンちゃんと耕介ちゃんに遊んでもらお~っと。

TAMIさま~e-343

「全権委任」って文字にするととても固いですけど、
みんな知らないうちに猫の命と正面から向き合っているのじゃないかな、と思います。だから、本当は当たり前のことなんですよね。

>ねこまたになれ~、ねこまたになれ~と念じながら(笑)・・・
もともと神々しいハル様ですから、さぞや立派なねこまたに~・・。
ずっと元気なハル様でいてくださいませね。(笑)

シマ助ちゃま~e-343

うんうん、「猫権」わかりますよ。
私も本猫はどうしたいのかな、ってずっと思ってましたから。
でも、私が決めたことなら、くろはちゃんと応えてくれた。
だから、手術も、そして死さえも、その時その時の自分達にとっての「正解」だったと思います。

くろの写真、引っ張り出してきました。
デジカメを買った日に写したものだと思います。
フツーに歩いてるでしょ。お口のトラブルは続いていましたが、本当に夏まではとても平和だったんですよね。毛並みも悪くないし。

キレイでもなんでもないのに、この写真が妙に好きで、いつか使おう、って思ってたんです。
「ウチの猫」って感じが伝わるといいな。

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♪くろ&くま♪

20070617115906.jpg
くろ(♀)17歳                    2006年12月18日虹の橋へ                 癌で顎を失いました                 20070617115926.jpg
くま(♂) 日々成長中                    2007年2月24日生まれ                 やんちゃ盛り

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